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Tidal – Logos on the Flat

熊谷綾乃は、ブランドロゴを伴う古着を「既に成立した欲望の痕跡」として選択し、工業用ミシンと手仕事による刺繍で介入する。ここで行われているのはブランドへの批判ではない。欲望が循環する構造の内部に、別の層を重ねる試みである。 熊谷が施す植物的なモチーフは、消費とは異なる時間のリズムを衣服の表面に挿入する。ロゴは消されず、花弁の下で呼吸するように残る。 2022年の「altitude」、2025年の「Imprint」を経て、本展はその地層をさらに掘り下げる。システムの外部からではなく、アパレルの生産・流通の現場に身を置く内部からの介入。本展の作品は、観る、着る、所有する、使う、という四つの態度に開かれている。作品は終点ではなく、次の欲望の入口である。

ギャラリスト 斉藤勉 

​一部文章をお借りしています。全文はこちら

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PRE-LOGOS /  TRACE

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刺繍を軸にしたアート・デザイン活動

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